開頭動脈瘤クリッピング術
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/11 09:52 UTC 版)
「クモ膜下出血」の記事における「開頭動脈瘤クリッピング術」の解説
利点直視下に動脈瘤が確認できる。 長年にわたる成績がでており、再破裂のリスクが低い。 血腫が存在する場合一緒に除去できる。 欠点動脈瘤が嚢状でないと困難。 脳・血管の損傷。 48時間以内に行うのが理想である。ただ出血直後は動脈瘤からの出血が止血していない可能性があるため、最低でも発症から6時間経過した上で開頭する。 この手術で使用されるクリップはチタン製のものが多い。鉄を使用しないのは、MRIが使用できなくなることを避けるためである。また、血管攣縮を防ぐために同時に血腫の除去も行われる。 なお、未治療で発症から1週間程度経った場合は手術を施行することで血管攣縮を発症させる可能性があるため、血管攣縮の可能性が少なくなる時期までは治療しない。
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