閉鎖から売却、解体まで
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/09/15 23:47 UTC 版)
「甲府銀座ビル」の記事における「閉鎖から売却、解体まで」の解説
閉鎖後は上述で策定された甲府市中心市街地活性化基本計画においても「中心市街地活性化のボトルネックである」と懸念されていたが、築35年が経過し老朽化が進んでいることから具体的な活用手段が見いだせずにいた。 オギノおよび甲府市役所が撤退してから10ヵ月後の2009年12月に所有者が東京都内在住の女性に変更され、10階建ての複合ビルへ建て替えを公表。2010年7月に事業会社を設立し準備に取り掛かっていたが、2011年2月に税金を滞納していたことが発覚し、東京国税局に差し押さえられた。ビルは競売にかけられ、同年6月の最初の競売では元々同ビルを管理していた会社が落札権利を得たが期日までに入金しなかったため不成立。同年9月に再度競売にかかったが落札者は現れなかった。2度にわたる競売不成立の理由として上述の通り老朽化が進んでいることから現在の建物は解体または大規模な改装が必要となり、それに対する費用が膨大になることが挙げられている。 2013年6月4日に3度目の入札が行われ、競売の結果東京都の不動産会社「アクロス」(現在の名前。当時は「シーアンドスタイル」)が9200万円で落札権利を手にすることになったが、先述の女性から異議申立てが数十日後にあり、国税不服審判所による審議が行われることになった事から売却は保留となり、同年度内の着工は困難となっていた。年度が変わった2014年6月11日に東京国税局が同月10日付で異議申立てを棄却、落札したアクロスが翌月までに落札額を納め正式に取得した。建物は同年11月より解体が始まり、甲府銀座ビルとして終焉を迎えた。
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