長音階[Major scale (英), Durtonleiter(独), gamme majeure(仏), scale maggiore (伊)]
代表的なのがハ長調(ドレミファソレシドの音階)で、ミとファの間、シとドの間が半音でその他は全音の間隔で作られている。ト長調なら(ソ、ラ、シ、ド、レ、ミ、ファ#、ソ)となるので、楽譜では「#がファ(F)の部分に付く」ことに。西洋音楽で最も一般的な音階で明るく陽気な旋律を作る、これに対象的なのが短音階、優しくもの悲しい旋律を作る。長音階の特徴は音階の始まる主音ドの音の上にできる和音が長3和音である。明治時代に西洋音楽教育の洗礼を受けた日本では一般的に音階と言えば長音階、と短音階が代表的になってしまったが、日本の陽旋法、や陰旋法等をはじめとして、世界各国には色々な音階があることを再確認しなくてはいけない。ヨーロッパで長調や短調などが確立されたのは、11世紀から14,5世紀にかけてと言われている。平均率といわれる調律方法も17世紀頃にでき上がった。
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