鎮めの儀式を行う動物
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/18 11:00 UTC 版)
「鹿男あをによし」の記事における「鎮めの儀式を行う動物」の解説
鹿 見た目は雌鹿だが、実は百回以上魂を他の鹿に移し変えて生きており、命を受けたときは立派な牡であった。雌になったのは牡だと角を切られるからだと作中で語っている。屈強な牡鹿を従えている。「目」の力を使って、人間と話すことができるほか、人間が言うことを聞くように印をつけ、顔を鹿にする術を持っている。ただし印の消し方は知らない。人間社会を嫌っている一方で、ポッキーが大好物。鼠とは仲が悪い。奈良の鹿がお辞儀をするのは彼が教えたからであるという。 ポッキーが好物という設定はあくまで小説だけのものであり、実際の鹿にポッキーを与えるのは鹿の健康を害する原因になるため、好ましい行為ではない。後述のドラマで協力している「財団法人・奈良の鹿愛護会」はこの設定に対し苦言を寄せており(2007年9月毎日新聞にて)、ドラマは鹿せんべい好きに変更された。 鼠 鹿同様、卑弥呼の命を受け儀式を行っているが、目の受け渡しを妨害するなどしばしばイタズラをしてくる。約300年前には「使い番」をなかなか決めなかったために、満月の夜に儀式が行えず、先述のように人間世界が大変なことになったという。鹿、鼠、狐の中で唯一、印の消し方を卑弥呼から教えてもらったが、印の付け方は知らないらしい。 狐 卑弥呼に鎮めの役目を引き受ける代わりに、目の力によって人に化ける方法を教えてもらった。狐も儀式を行うが、今は京都市動物園の中にいて、自らの「使い番」以外には話し掛けないという。このため、本編には登場していない。使い番をつとめた人物曰く、『紳士』的。
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