鎌倉市議会とは? わかりやすく解説

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鎌倉市議会

(鎌倉市議会議員 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/09/25 06:15 UTC 版)

鎌倉市議会
かまくらしぎかい
Kamakura-shi gikai
Kamakura City Council
種類
種類
任期制限 第22期(新設合併後)
沿革
設立 1939年11月3日(新設合併)
前身 旧・鎌倉町議会、旧・腰越町議会
役職
議長
中澤 克之(公正と法)
副議長
児玉 文彦(公明党)
構成
定数 26
院内勢力
  公正と法(4)
  自民党・無所属の会(4)
  鎌倉前進の会(4)
  公明党(3)
  夢みらい鎌倉(3)
  日本共産党(2)
  立憲民主党(2)
  無所属(4)
委員会 総務常任委員会
教育こどもみらい常任委員会
観光厚生常任委員会
建設常任委員会
任期
4年
2021年5月15日~2025年5月14日
議会解散が実施されれば任期満了前でも議員任期は終了する。
選挙
大選挙区制
前回選挙
2021年4月25日
次回選挙
2029年
議事堂
神奈川県鎌倉市御成町18番10号
ウェブサイト
鎌倉市議会

鎌倉市議会(かまくらしぎかい)は、神奈川県鎌倉市に設置されている地方議会合議制)である。

概要

  • 定数:26人
  • 任期:第22期 4年 (2025年5月15日 - 2029年5月14日)[1]
議会解散が実施されれば任期満了前であっても議員任期は終了する。

関連

  • 内閣府公表資料によると、鎌倉市議会における女性参画率は37.5%(9人/24人・令和元年12月31日現在)[2]

運営

定例会・臨時会

鎌倉市議会は2月、6月、9月及び12月の年4回定例会が開かれる。この内、2月定例会では市長から提出される新年度予算とそれに関連する議案に対し、各会派の代表者が質問を行なわれる。代表者質問では新年度予算に絡め、向こう1年間、市の政策をどのように進めていこうとしているかなど、各会派の考え方なども示しながら総括的な質問が行われる。代表質問が終了すると予算議案を集中的に審査するための予算特別委員会が設置される。また、9月定例会では前年度の決算認定に関連する議案が提出され、予算同様、審査のための決算特別委員会が設置される。その他に必要に応じて臨時会が開かれる[3]

定例会の流れ

定例会の流れは、原則として「一般質問→議案の提出→議案の提案説明→議案に対する質疑→委員会付託→委員会での審査→委員長報告→質疑・討論→採決」である[3]

議会改革

鎌倉市議会は2015年1月1日に議会改革の一環で、議会基本条例を施行した。議会基本条例の中で、新たに行政側から議員の質問に対して質問する反問権の付与や各委員会の審査で議論を深化させるために議員同士の自由討議の場を設けた。その他にも住民参加を促進するために議会報告会の場を設定した[4]

委員会

  • 2021年(令和3年)4月1日付けで、組織の合理化や関連部局間の連携強化を目的として行われた市の機構改革に合わせ鎌倉市議会委員会条例を改正。これに伴い、常任委員会の所管事項に変更と委員会名称が「教育こどもみらい常任委員会」が『教育福祉常任委員会』・「観光厚生常任委員会」が『市民環境常任委員会』に変更となった[5]

常任委員会

鎌倉市議会は議案や請願・陳情をより詳しく審査するため常設の常任委員会を設置している。各常任委員会はそれぞれの所管事項についての議案や請願・陳情を審査・調査する。現在は、条例によって4つの常任委員会が設置されている。

委員会名 定数 所轄事項 委員長
総務常任委員会 6人
  • 市の総合計画
  • 財政・税金・人件費・財産管理
  • デジタル戦略
  • 地域共生
  • その他の委員会に属さない事項
岡田和則
教育福祉常任委員会 7人
  • 学校・生涯教育
  • 文化財
  • こども支援・保育
  • 福祉・市民健康
  • 国民年金
前川綾子
市民環境常任委員会 6人
  • 市民生活・観光・商工業
  • 防災・危機管理
  • ごみ関連
  • 消防
森功一
建設常任委員会 7人
  • 公園・緑地・崖地対策
  • 都市計画・道路
  • 下水道・河川
  • 農水産業
  • 庁舎整備
小野田康成
議員運営委員会 -
  • 定例会の会期
  • 議案審査の順番
  • 本会議の進行の確認
長嶋竜弘
議会広報委員会 -
  • 議会だよりの編集・発行
中村聡一郎

会派

会派名 議席数 議員名(◎は代表) 女性議員数 女性議員の比率(%)
公正と法 4 ◎長嶋竜弘、津野てるひさ、重黒木優平、中澤克之
自民党・無所属の会 4 ◎中村聡一郎、志田一宏、森功一、池田実
鎌倉前進の会 ◎大石香、上野学、加藤千華、岡崎修也 50
公明党鎌倉市議会議員団 3 ◎水上武、児玉文彦、岸本都美代、 33
夢みらい鎌倉 ◎日向慎吾、小野田康成、前川綾子 33
共産党鎌倉市議会議員団 ◎吉岡和枝、武野裕子 100
立憲民主党鎌倉市議会議員団 ◎岡田かずのり、中村てつや
無所属 藤本あさこ、松中健治、細川まなか、くりはらえりこ 3 75
26 9 34.6

(2025年5月15日現在)

議員報酬と諸手当

役職 報酬 期末手当 政務活動費 合計支給額
議長 月額 57万9000円[6] 年額 291万8160円[7] 月額 5万円 [8] 年額 1046万6160円
副議長 月額 52万円[6] 年額 262万800円[7] 年額 946万0800円
議員 月額 47万9000円[6] 年額 241万4160円[7] 年額 876万2160円
  • 「鎌倉市議会議員の議員報酬、費用弁償及び期末手当に関する条例」により規定。
  • 鎌倉市議会議員の政務活動費は、「鎌倉市議会政務活動費の交付に関する条例 平成25年2月28日 条例第38号」に基づき、会派(2人以上の議員で構成)に対して議員数に乗じた額(1人5万円)を当該年度の4月末までに一括交付。また、政務活動費の残余額がある場合は市に戻入される。
  • 地方公務員災害補償法(第69条、第70条)に基づき、「鎌倉市議会議員その他非常勤の職員の公務災害補償等に関する条例 昭和42年12月27日 条例第27号」が定められ、公務災害補償が明記されている。
その他の手当て
鎌倉市議会議員はその他に行政視察など公務で出張するときはその旅費を費用弁償できる。

議員年金

選挙

一般選挙

新設合併後[9]
任期 選挙執行日[10][11] 当日有権者数 最終投票率 定数 立候補者数 執行理由 任期
第22期 2025年(令和07年)04月25日 ---,---人 --.--% --人 --人 任期満了時
第21期 2021年(令和03年)04月25日 148,755人 48.73% 26人 39人 任期満了 2021年4月15日~2025年5月14日
第20期 2017年(平成29年)04月23日 147,435人 46.33% 26人 37人 任期満了 2017年5月15日~2021年5月14日
第19期 2013年(平成25年)04月21日 147,835人 44.99% 26人 43人 任期満了 2013年5月15日~2017年5月14日
第18期 2009年(平成21年)04月26日 148,095 人 49.91% 28人 36人 任期満了 2009年5月15日~2013年5月14日
第17期 2005年(平成17年)04月24日 143,741人 49.85% 28人 32人 任期満了 2005年5月15日~2009年5月14日
第16期 2001年(平成13年)04月22日 140,683人 52.82% 28人 36人 任期満了 2001年5月15日~2005年5月14日
第15期 1997年(平成09年)04月27日 138,568人 50.46% 30人 36人 任期満了 1997年5月15日~2001年5月14日
第14期 1993年(平成05年)04月25日 137,835人 54.34% 30人 36人 任期満了 1993年5月15日~1997年5月14日
第13期 1989年(平成01年)04月23日 132,684人 57.48% 30人 34人 任期満了 1989年5月15日~1993年5月14日
第12期 1985年(昭和60年)04月21日 127,490人 61.79% 30人 35人 任期満了 1985年5月15日~1989年5月14日
第11期 1981年(昭和56年)04月26日 122,079人 64.34% 30人 37人 任期満了 1981年5月15日~1985年5月14日
第10期 1977年(昭和52年)05月08日 116,867人 65.18% 30人 35人 任期満了 1977年5月15日~1981年5月14日
09期 1973年(昭和48年)05月13日 105,564人 73.15% 30人 47人 任期満了 1973年5月15日~1977年5月14日
08期 1969年(昭和44年)05月11日 092,202人 68.17% 30人 41人 任期満了 1969年5月15日~1973年5月14日
07期 1965年(昭和40年)05月10日 078,030人 70.37% 30人 47人 任期満了 1965年5月15日~1969年5月14日
06期 1961年(昭和36年)05月10日 062,760人 74.93% 30人 51人 任期満了 1961年5月15日~1965年5月14日
05期 1957年(昭和32年)05月10日 053,583人 77.35% 30人 54人 任期満了 1957年5月15日~1961年5月14日
04期 1953年(昭和28年)05月12日 050,097人 72.78% 30人 61人 任期満了 1953年5月15日~1957年5月14日
03期 1949年(昭和24年)05月15日 045,932人 76.83% 36人 68人 任期満了 1949年5月15日~1953年5月14日
02期 1947年(昭和22年)04月30日 030,452人 69.58% 36人 58人 任期満了 1947年5月15日~1949年5月14日
01期 1940年(昭和15年)02月21日 006,072人 84.58% 36人 46人 任期満了 1940年5月15日~1947年5月14日

補欠選挙

選挙執行日 当日有権者数 最終投票率 定数 立候補者数 執行理由 任期
1950年(昭和30年)04月10日 52,298人 62.82% 1人 3人 欠員 調査中
1947年(昭和27年)10月05日 50,926人 45.45& 1人 4人 欠員 調査中
その他
  • 鎌倉市域で任期を有する政治家(鎌倉市 タウンニュース政治の村HP)[12]

脚注

関連項目

外部リンク




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