録音、共演者など
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/10 06:23 UTC 版)
「ジョシュア・ベル」の記事における「録音、共演者など」の解説
1980年代後半からデッカの専属ヴァイオリニストとして録音活動を開始した。この時期、同レーベルの専属のピアニスト、ジャン=イヴ・ティボーデ、オッリ・ムストネンや、指揮者のシャルル・デュトワと共演や録音を行い、公私にわたって親しい間柄となる。特にムストネンとは、チェリストのスティーヴン・イッサーリスを加えてピアノ三重奏での共演を繰り返したが、ベートーヴェンのヴァイオリンソナタ第9番『クロイツェル』のリハーサルの際に、テンポの設定を巡る意見の相違から決別し、以後その関係は修復されていない。 ベルは定番の協奏曲や協奏的作品に加えて、ニコラス・モー(英語版)などの新作協奏曲を演奏・録音し、シューマンなどの、めったに演奏されない協奏曲の再評価にも熱心であった。1990年代後半になって、アメリカの作品を多く録音したいベルの意向と、経営難で専属アーティストを減らし、また確実に売れるレパートリーのリリースを余儀なくされていたデッカの思惑が食い違い、ベルはソニー・クラシカルに移籍した。 1998年のカナダ映画『レッド・バイオリン』において、ジョン・コリリアーノ作曲の映画音楽でソロ・パートを演奏している。また、2004年のイギリス映画『ラヴェンダーの咲く庭で』においても、ソロ・ヴァイオリン演奏を担当している。
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