銀多伝戦法
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/04/04 06:05 UTC 版)
銀多伝戦法(図2)とは、二歩突き切り定跡と共に知られる二枚落ち下手限定の戦法の一つで、二歩突き切り定跡とは違い下段飛車を活用することが特長。攻める棋風ではない人が指すというのが、定跡書やプロ棋士の指導対局での指摘でアドバイスされてきたことである。位を取った後は下段に飛車を引き、変化によっては角を切って上手陣の左辺を崩す指し方がプロ相手に出来るようなら3,4段の実力があるといえる。二枚落ちの戦法ではあるが、トッププロでも入会前に修業としてやる場合がある。 つのだじろうによる初の本格将棋漫画『5五の龍』では、銀多伝が登場した際 古くは江戸時代から伝わる その後も研究改良され、もっとも優れた二枚落ち定跡の一つ 上手側が変化しにくく、まぎれが少ないため、丸暗記も出来るのが特徴(このエピソードに限らず、駒落ち定跡を指すほとんどのシーンで、下手側有利に持ち込むまでの定跡が掲載されている) 普通のアマチュアは(連載初出当時)あまり知らない戦法 などと書かれている。
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