鈴木表朔とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > 鈴木表朔の意味・解説 

鈴木表朔

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/16 06:28 UTC 版)

ナビゲーションに移動 検索に移動

鈴木 表朔(すずき ひょうさく、明治7年(1874年) - 昭和18年(1943年))は、明治から昭和にかけての漆芸家。京塗表派の承継者。

略歴

鈴木表朔は、明治7年(1874年)に現在の滋賀県高島市安曇川町に生まれた[1]。幼名井上捨吉と称し、明治17年(1884年)頃京都に出て、蒔絵師鈴木長真の養子となり鈴木表朔を名乗るが、後に髹漆(きゅうしつ)に転じ二代木村表斎に師事した[1][2]

表朔の塗り技術への評価は高かく、明治42年(1909年伊勢神宮の神宝、また大正2年(1911年御大礼に際して高御座御帳台、万歳の塗を担当した。大正5年(1916年)には内務省御用となった[1][2]

京都で活発に活動し、大正8年(1919年)には、神坂雪佳主宰の佳都美村に参画し、意欲的に漆器の創作にも携わった。京都漆芸会創立顧問の一人、漆器同業組合代議員や京都美術工芸会会員活動を通じて、漆芸を広め技術を伝えることに努め、昭和18年(1943年)に逝去[1][2]

脚注

[脚注の使い方]
  1. ^ a b c d 「角川日本姓氏歴史人物大辞典 26」 P909「京都市姓氏歴史人物大辞典 鈴木表朔」の項(角川書店 1997年)
  2. ^ a b c 「思文閣 美術人名辞典」(思文閣)


このページでは「ウィキペディア」から鈴木表朔を検索した結果を表示しています。
Weblioに収録されているすべての辞書から鈴木表朔を検索する場合は、下記のリンクをクリックしてください。
 全ての辞書から鈴木表朔 を検索

英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「鈴木表朔」の関連用語

鈴木表朔のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



鈴木表朔のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの鈴木表朔 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS