金沢高校相撲部入部まで
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/28 09:11 UTC 版)
「石浦外喜義」の記事における「金沢高校相撲部入部まで」の解説
金沢高校は横綱・輪島の出身校であり、野球も甲子園出場経験があるなど決して弱くはなかったが、学校で怖い先生として恐れられていた顧問の岡大和に相撲部へ勧誘される。岡は石浦が小学校の頃から少し相撲をやっていたことを知り、相撲部に勧誘したが、石浦は勧誘された時点で体重が55㎏しかなく、野球部に誘われていたこともあって野球部に入りたいと思っていた。相撲をやっていると胸が高鳴ることを感じたが、軽量ゆえに相撲を続ける自信が出なかった。相撲部に入ることを断ろうと岡の元へ行くと、岡からかつ丼2杯とラーメン1杯を振る舞われ、料理を出した食堂の女性から「あの先生、すごくいい先生よ」「え!? その体で!? だから先生、こんなに注文して……そりゃ食べた方がいいよ」と言われたこともあって、相撲を諦められない雰囲気に包まれた。以降、岡に食事稽古を言い渡されるが、心痛もあって食事が喉を通らず、一方で野球部からは「早く来んかい、お前何やってるんだ」と注意された。 野球部の先生に岡へ相撲部への入部を断るように言ってほしいと頼んだが、先生も岡を怖がるためどうにもならなかった。しばらくすると高校1年生の6月になったが、入部を断る決意をして岡のところへ行った石浦は、いきなり宇佐大会という全国大会の出場メンバーのリストを見せられた。補欠の下に将来性のある部員が同行メンバーとしてリストアップされており、石浦の名前がそこにはあった。途端に、石浦は行ったことのない大分県に行けて、新幹線にも乗れる嬉しさから我を忘れ、そのこともあって入部を決意。
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