金星上のコロナ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/04/29 03:21 UTC 版)
「コロナ (惑星地質学)」の記事における「金星上のコロナ」の解説
「金星のコロナ地形一覧」および「金星の地形一覧」を参照 金星の地球力学的表面(Geodynamics of Venus)は、玄武岩質火山活動のパターンと、高度に変形したテッセラ地形(Tessera)や同心円状に破砕されたコロナなどの圧縮および伸長構造変形によって支配されている。金星ではコロナは大きく(通常、直径数百キロメートル)、冠(コロナ)のような火山になっているという特徴がある。 コロナが最初に特定されたのは1983年で、ソビエト連邦のベネラ15号とベネラ16号の宇宙船に搭載されたレーダー画像装置が、以前は衝突クレーターと考えられていたいくつかの特徴の高解像度画像を生成した。 コロナはマントル内の上昇する高温物質の押し上げ物が地殻を上向きに押し上げて、ドーム型にしたときに形成されると考えられている。その後、溶融マグマが冷えて側面から漏れ出し、王冠のような構造がコロナとして残る。 金星で最大のコロナは直径2,100kmの「アルテミス・コロナ」で、次いで「ヘンオー・コロナ」などがある。
※この「金星上のコロナ」の解説は、「コロナ (惑星地質学)」の解説の一部です。
「金星上のコロナ」を含む「コロナ (惑星地質学)」の記事については、「コロナ (惑星地質学)」の概要を参照ください。
- 金星上のコロナのページへのリンク