金属クロムの発見とは? わかりやすく解説

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金属クロムの発見

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/21 15:56 UTC 版)

ステンレス鋼の歴史」の記事における「金属クロムの発見」の解説

詳細は「クロム#歴史」を参照 ステンレス鋼の歴史は、ステンレス鋼必須元素であるクロム発見から始まる。1761年、ヨハン・ゴットロープ・レーマン(ドイツ語版)が、赤みかかったオレンジ色鉱石シベリア鉱山から入手した。彼はサンクトペテルブルクへそれを持ち帰ると、1766年にその鉱石には鉛が含まれていることを報告した。この鉱石は「シベリアの赤い鉛」と呼ばれるようになり、赤色またはオレンジ色顔料として重宝された。この鉱石現代では紅鉛鉱として知られクロム酸鉛(PbCrO4)で構成されるものであった1789年ごろ、この「赤い鉛」の分析依頼が、フランス化学者ルイ=ニコラ・ヴォークランが働く研究室へやって来た。ヴォークランは、試行の末に木炭還元理によって未知金属を「シベリアの赤い鉛」から発見した1797年、ヴォークランはこの分成果第一報発表し、この未知金属を「クロム」と名付けたまた、同時期の1798年に、ドイツ化学者マルティン・ハインリヒ・クラプロートが、ヴォークランとは独立に「シベリアの赤い鉛」に含まれるクロム発見報告した。しかし、クロム金属としての利用関心持たれることは、当時はあまりなかった。

※この「金属クロムの発見」の解説は、「ステンレス鋼の歴史」の解説の一部です。
「金属クロムの発見」を含む「ステンレス鋼の歴史」の記事については、「ステンレス鋼の歴史」の概要を参照ください。

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