重力との比較
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/17 21:26 UTC 版)
重力の微分なので、重力勾配のスペクトルは高い周波数成分をもつ。従って、一般的には、重力異常よりも重力勾配異常は局地的になる。表(下記)とグラフ(図2)は、gz と Gzz の重力源1点からの影響を比較している。 重力(gz)重力勾配(Gzz)信号 G M z ( r 2 + z 2 ) 3 / 2 × 10 5 [ mGal ] {\displaystyle {GM\,z \over \left(r^{2}+z^{2}\right)^{3/2}}\times 10^{5}\;\left[{\text{mGal}}\right]} G M ( r 2 − 2 z 2 ) ( r 2 + z 2 ) 5 / 2 × 10 9 [ E ] {\displaystyle {GM\left(r^{2}-2z^{2}\right) \over \left(r^{2}+z^{2}\right)^{5/2}}\times 10^{9}\;\left[{\text{E}}\right]} 信号ピーク(r = 0) G M z 2 × 10 5 {\displaystyle {GM \over z^{2}}\times 10^{5}} 2 G M z 3 × 10 9 {\displaystyle {2GM \over z^{3}}\times 10^{9}} 強度が最大値の半分になる全幅 1.53 z {\displaystyle 1.53\,z} ≈ z {\displaystyle \approx z} 波長 (λ) 3.07 z {\displaystyle 3.07\,z} 2 z {\displaystyle 2\,z} 逆に、重力測定値は、地域一帯や深層の信号源に、より敏感になるため、低周波側に強い信号強度をもつ。
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