重さ・重量・質量とは? わかりやすく解説

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重さ・重量・質量

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/22 02:55 UTC 版)

重さ」の記事における「重さ・重量・質量」の解説

上記のように、重さ重力捉えた場合重力重力加速度によって異なるので、重さそれぞれの物体固有の性質ではない。しかし、古くから重さ重量同一視されてきたのは、地球上で物体質量にほとんど比例した大きさの力で下向き引かれるため、この引く力を物体性質見なしたのを重量(つまり質量)と呼んだためである。この捉え方は、人間が手に持って重力から重量推測する場合や、重力延びるばねの目盛重量量るばねばかりなどの計量器に当たる。これは地球上で重力加速度がほぼ一定であることを利用したもので、ばねばかり小型便利なため広く使われている。 一方天秤ばかりによる計量慣性力のように、重さ重力ではなく重量捉えた場合重量質量厳密に一致することは数々実験証明されている。重力加速度による重力と加速度による慣性力比例することはニュートン時代にかなり正確に測定されていたため、天秤ばかりによる重量質量が同じであろうということはニュートン熟知していたが、彼は慎重に重量という言葉使わず密な物」という表現をしており、また質量という言葉も作らなかった。これはまだ重量質量厳密に一致するかどうかニュートン自身確信持てなかったためである。その後物理学者同様に確信持てなかったため重量代わる言葉として「質量」を使い出したが、アインシュタイン時代になるとかなりの精度重量質量一致することが実験明らかになっていたため、アインシュタイン等価原理考え出すことが出来たのは有名な話である。 このように現在では(天秤ばかりでの)重量質量厳密に同じであることがわかっているが、重量重力量るものとい誤解から物理学等では曖昧さ排除するため「質量」という言葉を使う。

※この「重さ・重量・質量」の解説は、「重さ」の解説の一部です。
「重さ・重量・質量」を含む「重さ」の記事については、「重さ」の概要を参照ください。

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