配電統制
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/11 14:36 UTC 版)
電力管理法施行令改正に続き、1941年8月30日、配電統制令が公布・施行された。地域別に国策配電会社を新設し、これに域内の配電事業を統合して国が配電事業を統制する、という内容の配電統制令に基づき、同年9月6日、政府は全国の主要配電事業者に対し配電会社の設立命令を発した。 この配電統制では、矢作水力は静岡・長野・愛知・岐阜・三重5県を配電区域とする中部配電株式会社の設立を命ぜられた。設立命令では電気供給事業設備を出資すべき事業者に分類され、送電線13路線、変電所9か所、それに配電区域内にある配電設備・需要者屋内設備・営業設備の一切を中部配電へ出資するよう指示された。出資設備評価額は283万4086円であり、統合は1942年4月1日付で実施に移された。 出資前日の1942年3月31日付で、福井県内にあった矢作水力の事業は京都電灯へと譲渡された。こちらは翌日中部配電ではなく北陸配電へと統合されている。
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