配布形態の変遷
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/06 07:09 UTC 版)
「VirtualBox」の記事における「配布形態の変遷」の解説
バージョン4.0以降のVirtualBoxはGNU General Public License (GPL) Version 2でライセンスされる完全なオープンソースソフトウェア (OSS) であるが、バージョン3.x以前ではプロプライエタリ版とOSS版の2つの配布形態があった。 プロプライエタリ版はバイナリのみの配布で、個人や教育あるいは評価目的の製品の利用は無料であった。商業目的のためのライセンスはサン及びオラクルから購入することができた。 OSS版はVirtualBox Open Source Edition (OSE) - オープンソース版と呼ばれ、GNU GPLの元に公開されているフリーソフトウェアであった。4.x以降はこちらがベースとなっている。プロプライエタリ版と比較すると、特許等の都合でソースが非公開となっている機能が欠けていた。 バージョン4.0よりOSS版にプラグイン機能が搭載され、機能の追加が可能となった。これに伴い、オラクルにより提供されていた上記二つの版は統合され、本体をオープンソースで、追加機能をプラグイン(ライセンスは提供元の都合でプロプライエタリでもオープンソースでも良い)として提供する形態となった。3.x以前でプロプライエタリ版のみに含まれていた機能はオラクルから「Oracle VM VirtualBox Extension Pack」として提供されている(詳細は後述)。
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