週刊新潮との訴訟
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「中銀カプセルタワービル」の記事における「週刊新潮との訴訟」の解説
この建て替えに際し、週刊新潮が2005年9月8日に掲載した内容について、黒川との間で訴訟となった。記事の内容は、アスベストによって建物が汚染されているという問題を軽視して、黒川が中銀カプセルタワービルの保存を求めており、さらにその際、中銀カプセルタワービルは「世界遺産候補である」という虚偽の説明をしたというものである。黒川はアスベストは室内を汚染しておらず、世界遺産候補と説明した事実はないと主張し、謝罪広告の掲載と損害賠償を求めたが、東京地方裁判所は2007年4月20日、アスベスト汚染、虚偽説明に関する主要部分が事実であると認定し請求を棄却した。黒川はその判決を不服として控訴し、審理は高等裁判所に持ち越されることになったが、黒川の死去からわずか11日後の10月23日に、東京高等裁判所は1審判決を支持し控訴を棄却している。
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