近藤洋逸とは? わかりやすく解説

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近藤洋逸

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/05/21 01:03 UTC 版)

近藤 洋逸(こんどう よういつ、1911年明治44年)3月30日[1] - 1979年昭和54年)5月22日)は、日本の数学史家、科学思想史家。元岡山大学法文学部教授。岡山大学名誉教授。文学博士

略歴

岡山県に生まれる[2]京都帝国大学文学部哲学科に入学。田辺元に師事する。その後東北大学に理科学生として在籍する。

昭和高等商業学校第六高等学校で教授を務めた後、1952年(昭和27年)より岡山大学法文学部教授となった[1]

1946年(昭和21年)にゲーデルの赤い本[3][4]を翻訳して出版した[5]

著書

単著

共著

  • 黒田孝郎、近藤洋逸共著 著、菅井準一ほか編 編『科学史大系 第10巻 数学史 数と図形の研究』中教出版、1953年。 
  • 近藤洋逸、藤原佳一郎共著『科学思想史』青木書店〈現代哲学全書〉、1959年。 
  • 近藤洋逸、好並英司『論理学概論』岩波書店、1964年。 
  • 近藤洋逸、好並英司『論理学入門』岩波書店岩波全書 311〉、1979年1月。 

論説

編著

  • 近藤洋逸編 編『数学の歴史』毎日新聞社〈毎日ライブラリー〉、1953年。 
  • 坂田昌一・近藤洋逸編 編「近代の自然観」『岩波講座哲学 第6 自然の哲学』岩波書店、1968年。 
  • 近藤洋逸編 編『数学の歴史』毎日新聞社、1970年。 

翻訳

  • クルト・ゲーデル『数学基礎論 撰出公理及び一般連続仮説の集合論公理との無矛盾性』近藤洋逸訳、伊藤書店〈翻訳学術論叢 4〉、1946年4月15日。  - Gödel(1940)の日本語訳。日本語訳の表紙は赤くない。
  • リーマン 著「幾何学の基礎をなす仮説について」、湯川秀樹・井上健責任編集 編『世界の名著 65 現代の科学 1』近藤洋逸訳、中央公論社、1973年。 
    • リーマン 著「幾何学の基礎をなす仮説について」、湯川秀樹・井上健責任編集 編『世界の名著 79 現代の科学 1』近藤洋逸訳、中央公論社〈中公バックス〉、1979年7月。 

著作集

脚注

参考文献

関連項目

外部リンク




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