近世下北
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/06 01:59 UTC 版)
下北半島ではこれまでに、脇野沢村(現・むつ市)でアイヌ刀が、東通村尻屋崎近くの大平貝塚(17世紀後半頃)で北海道のアイヌが海獣類の捕獲に用いる銛頭が発見されている。近世下北のアイヌに関する文献資料は津軽と比べて少ないが、1665年(寛文5年)7月21日の盛岡藩雑書に、御目見のために田名部(現・むつ市)から盛岡に呼ばれた3人の「夷」が暇乞いの際に南部重信から「夷太刀」を下賜されたとの記録がある。また、脇野沢村にある悦心院の過去帳には、1715年(正徳5年)と1723年(享保8年)に死亡した男性に「ゑびす」との記載がある。
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