軟白栽培
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/22 00:39 UTC 版)
軟白用の栽培では、初夏まきで約5か月間株を養生したのちに掘り上げて、暗所に葉を再生させる軟化栽培を約20日間行って収穫する。まず、充実した根株を養生するのが重要なポイントになり、深く耕した排水性の良い土地を選んで栽培される。太い根を作るために、畝に株間30センチメートル (cm) ほどにして苗を植えて秋までのあいだ株を成長させる。晩秋の霜が降りるころに掘り上げた後に、首部で3 - 5 cmに生長させる。枯れた葉は根元から3 - 4 cmのところで切り落とし、根元に発生している余分な芽はすべて掻き取る。根は長さ30 - 35 cmに切りそろえて、冷暗所に置いておく。軟化方法は、ハウスなどで深さ30 - 40 cmほどの穴を掘り、ビートモス、赤土に4cm間隔で保存した根を植え、そのうえにからビートモス、赤土を被せて敷き藁をして、光に強く当てないようにトタン板などを被せ、18 - 20度に保つ。その後約20日ほどで収穫となる。
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