軍の編成体系
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/27 01:31 UTC 版)
1つの国に存在する軍は、大きく2つに分けられる。1つは、禁軍と首都州師の「王師」であり、もう1つは、首都州以外の八州(余州)の「州師(しゅうし)」である。軍の名称は順に、「左軍、右軍、中軍」と呼称され、余州の州師のみ更に「佐軍」が加わる。その軍の数は、王師がそれぞれ三軍、州師が二軍から四軍とされているが、これ以上の軍備は太綱によって禁じられている。 一州の反乱ならたやすく鎮圧されるが、余州八州が結託すれば王を討つ事も可能である。空行兵(空行出来る騎獣に乗った兵)は1騎で騎兵10騎分の働きをするという。 軍の規模には、「黒備、白備、黄備、青備」の4種類が存在する。 黒備(こくび) 兵数:12,500 白備(はくび) 兵数:10,000 黄備(こうび) 兵数:7,500 青備(せいび) 兵数:2,500 王師六軍(禁軍三軍と首都州師三軍)は、黒備で常備するのが通常で、専業の兵卒があたる。それが不可能である場合は、白備、黄備とその規模を下げていくのが、通例になっている。一方、州師は通常が黄備で、また佐軍に関しては、おおむね青備が常備となっている。急あって軍を動かす時には市民から兵を募り、更に火急の時には徴兵する事となっている。夫役の内、兵役は体格の問題から実年齢で行うことになっている。 軍の編成単位には、「師、旅、卒、両、伍」がある。 伍(ご) 兵数:5 両(りょう) 兵数:25 (5伍) 卒(そつ) 兵数:100 (4両) 旅(りょ) 兵数:500 (5卒) 師(し) 兵数:2,500 (5旅)
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