車両・線路・関連設備などのメンテナンス
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/02 00:49 UTC 版)
「ブエノスアイレス地下鉄」の記事における「車両・線路・関連設備などのメンテナンス」の解説
1913年開業以来、A線を除き様々な新型車両が導入されたが、線路・変電所などの関連設備はほとんど更新されず、定期的なメンテナンスも行っていなかった(例えばA線の"Brugeoise"と呼ばれる車両はいわゆる全般検査は20年に一度しか行っていなかったという)。1994年の丸ノ内線車両を譲渡の際、当時の営団職員と関連会社のメトロ車両職員が実際に現地を訪れた際は車両・設備の想像を絶するほどの状態の悪さには愕然としたという。 これを受けた営団、メトロ車両職員は早速現地の車両工場で技術指導を実施。さらにメトロビアス職員一同が日本訪問時に営団地下鉄を見学し、営団車両工場の業務実態を見学したうえ、故障が発生してからその都度直す事後保守から、故障の有無に関わらず定期的な保守を通じて一定の稼働率を確保する予防保守へと転換した。現在でもメトロ車両職員が技術指導のため、度々当地を訪れる。 今後は老朽化した"Fiat-Materfer"の代替にD線をアルストム・ブラジル社またはアルストム・アルゼンチン製の新型車に切り替えることをはじめ、既存路線の線路交換工事などの関連設備更新を向こう数年かけて行うことを発表した。 線路工事を行う際に必要なマルチプルタイタンパー車(マルタイ車)を数台、オーストリアのプラッサー&トイラー社およびプラッサーアメリカン社などから導入し線路工事にてフル稼働中である。 駅構内でも改修工事が行われており、階段やエレベータなどの更新工事も行われている。エスカレーター設置工事も行っており、特にバリアフリー対策には積極的である。
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