車両移動機
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/04 05:40 UTC 版)
貨車移動機等の使用が困難な環境での入換作業の機械化が当初の開発目的であったことから、小型機で自重1-2t前後、大型機でも自重5-7t前後と、一般の入換機関車と比較して小型である。小型でも駆動輪の粘着力を最大限に高めて大きな牽引力を発揮できるよう、被牽引車両の自重の一部を本体に掛けたり、ウエイト(死重)を搭載したりする工夫のほか、駆動輪踏面の摩擦係数も高めるため、アルミニウム製車輪や踏面材質をウレタン・ゴム等とした車輪を採用している。外観上も、横置きエンジンや左右非対称の車体形状、車体幅に比し短い車体全長など、一般の鉄道車両と異なる特徴を備えている。
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