身・上

デジタル大辞泉

しん‐しょう〔‐シヤウ〕【身上】

読み方：しんしょう

１ 身の上。一身上のこと。しんじょう。

２ 財産。資産。身代(しんだい)。また、家の経済状態。暮らし向き。「—をこしらえる」「—をつぶす」

３ 給金。芝居関係者の間で用いられた語。

「身分だの—だのは…売出しの花形には及ばないまでも」〈万太郎・春泥〉

４ 「しんじょう（身上）2」に同じ。

「成るほど此話しを聞かして下さらぬが旦那様の—で」〈一葉・この子〉

５ 身分。地位。家柄。

「足軽大将から下の—の人のなさるべき儀なり」〈甲陽軍鑑・四〇〉

６ 身の上に降りかかる災い。一大事。

「羽織へ染(しみ)でもつけてみろ、—だあ」〈滑・七偏人・二〉

しん‐じょう〔‐ジヤウ〕【身上】

読み方：しんじょう

１ 一身に関すること。身の上。しんしょう。「—書」

２ その人に備わった価値。本領。とりえ。しんしょう。「粘り強さが彼女の—だ」

３ からだ。からだの上。

「落葉を攅(あつ)めて—の衣となし」〈太平記・一二〉

歴史民俗用語辞典

身上

読み方：ミアガリ（ｍｉａｇａｒｉ）

遊女が揚代（玉代）を自弁して勤めを休むこと。

別名 身揚(みあげ)

隠語大辞典

身上

読み方：しんしょう，しんじょう

1. 役者の給金のこと。
2. 芸人間にて役者の給金のことをいふ。
3. 芸人間で給金のこと、身をささげた代償の意。

分類 演劇、芸人

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「 身上」の例文・使い方・用例・文例

• 親権者の身上監護権
• 彼女は一身上の都合によりしばらく欠勤します。
• 今回、一身上の都合により、A社を辞職いたしました。
• 彼は一身上の都合で会社をやめた。
• 私この度一身上の都合でやめさせていただきます。
• 一身上の都合で。
• 母親は彼女が単身上京するのを思い止まらせた.
• それがあの男の身上だ.
• 彼は一身上の都合で辞表を提出した.
• 一代で作り上げた身上だ
• 一代身上
• 催合身上
• 身上が左前になる
• 彼は身上が好い
• 身上が悪い
• 身上が好くなった
• 身上が悪くなった
• 身上が傾いてきた
• 身上が左前だ