路線・高速兼用車
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/08 06:31 UTC 版)
路線・高速兼用車(京王帝都電鉄) 路線・高速兼用車(富士急行) 平日は路線バスの需要が多いため路線バスとして使用し、休日は高速バスの需要が多くなるために、車両の有効活用の方法として考案された仕様である。貸切バスは必ずしも高速道路を走行するとは限らないことから考えても、全く異なる走行条件の車両を兼用させた例は少なく、ワンロマ車の中でも特殊な部類に位置付けられる。 沖縄本島の高速バスは、設備面では全く一般路線バスと同様の路線バス用機器を有するリクライニングシート装備車であるが、もともと明確な区別がされているわけではなく、一般路線の一部系統が沖縄自動車道経由であるという位置付けに近い(このため、一般路線車も高速バスで使用されることがある)ため、このカテゴリには該当しない。 路線バスのシャーシを利用して、内装を高速車と同様の仕様にしたバスを導入し、高速バスに使用しているバス事業者も存在するが、この場合はあくまで位置付けが「高速車」となっており、一般路線バスの運用に入ることは考えていないため、ワンロマ車には含まれない。 時期波動の大きい中央高速バス富士五湖線を運行する京王帝都電鉄(現:京王電鉄バス)・富士急行で数次に分けて導入していたが、100kmを超える距離を走る高速バスと路線バスの兼用としてまとまった台数を導入した例は他にはほとんどない。 京王帝都電鉄・富士急行のワンロマ車については、「中央高速バス#高速・路線兼用車「ワンロマ」」に詳述されているため、ここではそれ以外の導入例について述べる。
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