起源と黎明
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/06 16:35 UTC 版)
そもそも沖縄における暴力団はいわゆる伝統的な「ヤクザ」ではなく、第二次世界大戦後に出現した土着の無法集団を起源としている。終戦後の混乱期から復興の兆しが現れ始めた1952年頃に不良者らなどが集団化し始めた。それらの代表的なものが那覇市を拠点とした「那覇派」とのちの沖縄市域を拠点とした「コザ派」(「山原派」とも)で、幾度にもわたり対立抗争を繰り返していたこれら2党が、沖縄の本土復帰を目前に控え、日本本土の暴力団の島内進出を阻む意図から、大同団結を図ったうえで1970年の暮れに「沖縄連合旭琉会」を結成。「第1次沖縄抗争」(1961年)、「第2次沖縄抗争」(1964年)、そして「第3次沖縄抗争」(1966年)と、そこに至るまで三次にわたる大規模な抗争を経ていたものの、「山原派」の首領を担った仲本善忠の主導によって正式発足、これが旭琉會の幕開けであった。
※この「起源と黎明」の解説は、「旭琉會」の解説の一部です。
「起源と黎明」を含む「旭琉會」の記事については、「旭琉會」の概要を参照ください。
- 起源と黎明のページへのリンク