起源と調製
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/09 05:24 UTC 版)
「塩化ラジウム (223Ra)」の記事における「起源と調製」の解説
ラジウム223(Ra-223、223Ra)の半減期は11.4日であり、マリ・キュリーが発見したラジウム226(226Ra)の1601年と較べて非常に短い。 自然界にはウラン235の崩壊系列に痕跡量存在する。通常は人工的に226Raに中性子を当てて作製される。226Raに中性子を当てると227Raを生じ、半減期42分でアクチニウム227(227Ac)に変化する。227Acは半減期21.8年でトリウム227(227Th)となり、227Thは半減期18.7日で223Raとなる。この崩壊系列は、227Acから223Raをミルキングするのに適している。 投与予定日の朝に納品となる。患者の体重(kg)、用量(55 kBq/kg 体重)、検定日の放射能濃度(1,100 kBq/mL)、検定日からの経過日数に応じた減衰係数(減衰表参照、f)を用いて、次の式を用いて投与量(mL)を算出する。投与量早見表もある。約1分間かけてゆっくりと投与する。 Dose(mL) = Weight(kg) × 55 ( k B q / k g w ) f × 1,100 ( k B q / m L ) {\displaystyle {\mbox{Dose(mL)}}={\frac {{\mbox{Weight(kg)}}\times {\mbox{55}}(kBq/kgw)}{{\mbox{f}}\times {\mbox{1,100}}(kBq/mL)}}}
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