赤外線ヒーター
別表記:赤外線暖房機
英語:infrared heater
赤外線の輻射熱を熱源に利用する暖房器具の総称。電気ストーブ、ハロゲンヒーター、カーボンヒーターなどの電気暖房器具の総称または異称として用いられることが多い。
赤外線は波長が可視光線より長く電波よりは短い不可視光線の名称である。赤外線の中でも波長の長短によって「近赤外線」や「遠赤外線」といった区分がある。一般家庭向けの赤外線ヒーターの大半は、遠赤外線を利用する(遠赤外線ヒーターである)。
赤外線は俗に「熱線」とも呼ばれる。赤外線が照射され(赤外線を吸収し)た対象を分子レベルで振動させることで、対象にじかに熱エネルギーをもたらす。石油ストーブや薪ストーブなどの燃焼系暖房機器は主に空気を暖めて暖房効果を発揮するが、赤外線ヒーターは照射対象をじかに暖める。
一般的には「赤外線ヒーター」といえば電熱線など使用して熱線を生じ放射させる電気暖房器具を指す。ただし赤外線は燃焼系暖房器などにおいても生じており、暖房効果をいっそう高める役割を果たしている。
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