賞と栄誉、記念物
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/30 03:30 UTC 版)
タントはその謙虚さから、賞や栄誉を受けることを好まなかった。1961年、ヌー政権はビルマで2番目の栄誉である賞をタントに贈ろうとしたが、タントは辞退した。前述の通り、1965年のノーベル平和賞はタントへの授与が決まっていたところにジャーン委員長の拒否権によってユニセフに授与されることとなったが、自身への授与が回避されたことを聞いてタントは喜んだという。しかしタントは、1965年のジャワハルラール・ネルー賞(英語版)、1972年のガンディー平和賞(英語版)、1973年の国連人権賞を受賞し、数多くの大学から名誉学位を授与されている。 国際連合大学(東京都渋谷区)には、氏が同大学創設の提唱者であることから、「ウ・タント国際会議場」が設けられている。 国連瞑想グループのリーダーでタントの友人だったシュリ・チンモイは、世界平和の達成に向けて顕著な業績をあげた個人や組織を表彰する「ウ・タント平和賞(英語版)」を設立した。また、国連本部の側にあるイースト川の小さな島をニューヨーク市から借り受け、ウ・タント島と命名した。
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