財政投融資(ざいせいとうゆうし)
社会資本の整備などのため、国が特殊法人に資金を貸し付けること。財投債といわれる国債を原資として、都市整備公団や日本道路公団などの特殊法人に、有利子で貸付を行う。
民間では実施が難しい公共財の供給を、財政資金の配分を通じて行うことから、資源配分の役割がある。また、景気に応じ財政支出を行うことで、景気を安定的させる景気調整の役割があるとされる。
一般会計の半分に迫る額から「第二の予算」とたとえられる。特別予算として、国会の議決が必要である。平成16年度では国の一般会計82.1兆円に対し、財政投融資は20.5兆円だった。
過去の経歴では平成8年度がピークで40.5兆円の発行があった。しかし、財政投融資はコストパフォーマンスの面で批判が強く、現状は財政投融資の規模は年々縮小している。
(2000.08.31更新)
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