警備問題
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/10/21 00:50 UTC 版)
「リッパート駐韓大使襲撃事件」の記事における「警備問題」の解説
行事を主催した民族和解協力汎国民協議会(民和協)は、1人の警護員も配置しておらず警察にも警護要請をしていなかった。所轄の鍾路警察署側が25人を会場の周辺に、そして情報・外事課の捜査員3名を会場の入り口に配置していただけとされる。会場の入り口で名前と所属を言えば、招待者リストの名前を確認しただけで、身分証を確認しないまま、名札を渡して入場させていたとされる。参加者の証言でも、入り口には金属探知機がなく身分証や写真などの確認もなかったという。参加予約もしていない金基宗であったが、実務スタッフが顔見知りであったため手書きの名札を作って渡したという。この時、鍾路警察捜査員がリストに名前のないキム被告をなぜ入場させるのかと指摘したところ、民和協職員は「(キム被告が)加盟団体(ソウル市民文化団体連席会議)の役員なので問題ない」などと答えたという。事件後、韓国警察は『大使館側から、特に身辺保護の要請はなかった』とする趣旨の釈明をしたとされる。アメリカ大使の警護は、アメリカ大使館のセキュリティー部門の担当であり韓国警察は基本的に外交官は警護の対象ではないという。事件後(同日午前10時)から米国大使を「要人警護対象者」に指定、大使本人に警察官4人、大使夫人には警察官3人を警護につけたとされる。
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