識別用突起
鋳造(ダイキャストを含む)、鍛造、プレスなどの加工方法で粗材に浮き出させた識別用の文字、記号、突起のこと。見た目に似ている複数の部品があるときに機能性能に差があるため、組み込むときに選別ミス防止を目的に付ける識別マークである。自動車では類似の部品が多いシリンダーヘッド、ピストン、コンロッドなどにマーキングしている。また、後日での問題追跡(トレーサビリティ)のために製造ロットナンバーを打ち込んだりもする。なおこれは識別のためではないが、ほかの部品とアッセンブリーするときの合わせ位置の目印のために、凸点や線を浮き出したりすることも多い。
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