誤った使用例とは? わかりやすく解説

誤った使用例

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/11 09:22 UTC 版)

外挿」の記事における「誤った使用例」の解説

外挿信頼性はその予測信頼区間によって表示される予測信頼区間理論的にとりえない値を含む場合があり、このような場合外挿結果そのまま用いることは誤った結果を導く可能性がある。たとえば、有限値しとらない変数に対して無限大定義域として含む関数一次関数など)を選ぶ場合がそれに該当する新し病気死亡率当初急激に上昇するかもしれないその時死亡率グラフ線形的に外挿すると、人口のすべてが数年内にこの病気によって死亡するという結果もたらす場合がある。実際には、罹患者死亡した後、生存者はこの病気にかかるのを避けるような行動をとるようになるので、新しく発見され病気死亡率低下するのである。さらにいえば、生存者当初からこの病気に対して免疫をもっていることもありうるし、病気流行直面することによって後天的免疫を得ることもありうる病気流行死亡率の上昇を受けて治療法発達するかもしれない。 湖の水量が時が経つにつれ減少している場合線形外挿行った場合、ある将来時点水量ゼロとなる。それ以後の期間はマイナスの水量予測されるが、これは非合理的である。

※この「誤った使用例」の解説は、「外挿」の解説の一部です。
「誤った使用例」を含む「外挿」の記事については、「外挿」の概要を参照ください。

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