詳細・スライドバー
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/11 16:36 UTC 版)
「スライドギター」の記事における「詳細・スライドバー」の解説
この奏法が生み出された初期にはもっぱらガラス製のボトルネックが使用されたが、その後は金属製のものが多く使われるようになり、いずれもスライドバーと呼ぶ。ブラス、鉄、ステンレス、陶器など、また大きさ、形状、重さ、材質など様々なものがあり、それぞれ音の効果や、弾きやすさなどが異なる。 スライドバーは楽器店などで購入できるが、ガラス瓶を切断して自作することも可能である。堅牢性を重視して製造されるガラス瓶から作ったスライドバーは、楽器店で売られているものよりも肉厚で音が良いと言われる事もあるが、しかし切り口が危険であるため、安全のため研磨するなどのDIY技量が必要である。化粧品や薬品などの小瓶を使うのも手で、スライドギターの名手として名高いデュアン・オールマンは「コリシディン」という薬の瓶をそのまま使っていた。ガラス瓶以外にもパイプレンチ、鉛の水道管や銃身などを切って使うミュージシャンもおり、中には応急的または演出的にジッポーライターやナイフを使う者もいる。座奏するスティール・ギターでは、通常は筒型の物ではなく、重量のある無垢の金属棒を使用する。
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