試合の焦点
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/01/08 16:12 UTC 版)
近年の関立戦の最大の焦点は立命のラン攻撃を関学守備が如何に封じるかであった。立命はQB東野稔が卒業した1997年以降、ショートパス主体のウェストコーストオフェンスを導入したが、パスの精度を上げられず、結果的に失敗に終わった。1998年は途中でウェストコーストオフェンスを放棄し、ラン偏重攻撃に変えて立命が優勝したものの、1999年以降は関学守備が立命のラン攻撃を封じて3連勝した。この流れを変えたのが2002年より威力を発揮した立命のショットガン攻撃(通称リッツガン)である。リッツガンはオクラホマ大学のノウハウを導入したもので、パス攻撃に主眼を置いた従前のショットガンとは異なり、OLのスプリットを広げランプレーも出易くしたものであり、結果的にパスとランのバランスアタックを実現した。関学は立命のパス攻撃を念頭に置きつつ、ラン攻撃も抑える必要が生じたため、立命攻撃は対関学守備に対して優位に立ち、2002年から4年連続で関西リーグを制覇した。 これ以降も、関学・立命両校のリーグ制覇がほぼ1年ごとに入れ替わる形で続いている(2009年度は関西大学が61年ぶりにリーグ制覇を決めた)。
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