評価と位置づけ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/25 05:36 UTC 版)
北村薫のミステリには、「日常の謎」といわれるものが多い。この分野の作品を書く他の作家に加納朋子、若竹七海、米澤穂信、光原百合、青井夏海、澤木喬、坂木司らがいる。 詩歌、一般文学への素養も深く、近年一般文芸作品の著書も多いことから、ミステリ離れを指摘する向きもある。ただ当人の謎解き物語への愛着は「本格原理主義者」とも呼ばれるほど人並みならぬものであり、2005年から2014年には本格ミステリ作家クラブの第2代会長もつとめた。2005年の著作『ニッポン硬貨の謎』では第6回本格ミステリ大賞(評論・研究部門)を受賞している。 アンソロジーやエッセイを通じてのミステリ論、読書啓蒙の仕事も大きな比重を持っている。優れた読み手としての見識を買われ、文学賞の選考委員を複数務めている。
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