解剖学的観察
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/09 04:01 UTC 版)
毛細血管では血管内皮のみからなる。内皮は単層扁平上皮で中胚葉由来の1層の内皮細胞でできている。動脈と静脈の壁は内膜、中膜、外膜の3層に分かれている。最も内側にあり内皮とわずかな結合組織からなる。動脈においてよく発達しており内膜の内側にあって血管平滑筋、弾性繊維、膠原繊維からなる中膜、その周りにあり被膜状疎性結合組織からなる層の外膜に区別される。静脈では中膜があまり発達していない。外膜には筋肉層に繋がる神経がある。大きい血管であれば栄養供給用の毛細血管(栄養血管)もある。 ヒトの成人の血管を全て真っすぐに繋げるとおよそ10万km(地球の赤道の約2.5倍の長さ)に及ぶ。
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