解剖的構造
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/02 00:07 UTC 版)
大脳は表面から見ると多数のしわが走っていることが特徴的である。このしわによるくぼみを脳溝、ふくらみを脳回と呼ぶ。とくに外側を横に伸びる外側溝(シルヴィウス溝)と縦に伸びる中心溝はよく目立ち、解剖的区分の目安として重要である。 大脳皮質(新皮質でない部分も含む)は、おおまかに以下の領域に分けられる(詳細は脳葉を参照)。 前頭葉 外側溝より上側で、中心溝より前側の部分 頭頂葉 外側溝より上側で、中心溝より後側の部分で、頭頂後頭溝から角回あたりより前側の部分 側頭葉 外側溝より下側で、角回あたりより前側の部分 後頭葉 頭頂後頭溝あたりより後側の部分 島皮質 外側溝が内側にくぼんで広がり、外からは見えなくなった部分 辺縁皮質または辺縁葉(英語版) 帯状回、海馬傍回、海馬 などを含む。 海馬は新皮質ではないが、大脳皮質には含まれると言ってもよい。なお、「大脳辺縁系」には大脳皮質以外の部分も含まれる。
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