西欧と北米式のスモモ属(Prunus)による分類法
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/20 05:32 UTC 版)
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スモモ属(Prunus)は約400の野生の種(species)からなるが、主に果実の特徴から5から7の亜属に分類される。サクラ亜属 subg. Cerasus はその一つである。サクラ亜属は節に分かれ、それらは非公式な8群に分かれる[要出典] このうちサクラ亜属には100の野生の種(species)がある。 サクラ節 sect. Cargentiella (sect. Pseudocerasus)ヤマザクラ群 - ヤマザクラ、オオヤマザクラ、カスミザクラ、オオシマザクラ など エドヒガン群 - エドヒガン など マメザクラ群 - マメザクラ など チョウジザクラ群 - チョウジザクラ など カンヒザクラ群 - カンヒザクラ など サトザクラグループ(雑種からなる群) ミザクラ節 sect. Cerasusミザクラ群 - セイヨウミザクラ など ミヤマザクラ節 sect. Phyllomahalebミヤマザクラ群 - ミヤマザクラ など ロボペタルム節 sect. Lobopetalumカラミザクラ群 - カラミザクラ など サクラ属であり、やはり名前に「サクラ」と付くイヌザクラ、ウワミズザクラなどはウワミズザクラ亜属 subg. Padus(もしくはウワミズザクラ属 Padus)であり、サクラ亜属ではない。 かつてはニワザクラ、ユスラウメなどを含むユスラウメ節 sect. Microcerasus もサクラ亜属とされたが、Krüssmann (1978) によりニワウメ亜属 subg. Lithocerasus に分離された。分子系統からは、ニワウメ亜属はサクラ亜属とは別系統であり、しかもスモモ亜属/モモ亜属 Prunus/Amygdalus alliance 内に分散した多系統という結果が出ている。ただし、サクラ亜属をサクラ節 sect. Cerasus(通常のサクラ亜属)とニワウメ節 sect. Lithocerasus(ニワウメ亜属とウワミズザクラ亜属?)に分ける資料もある。
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