複合語の成分
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/21 18:48 UTC 版)
複合語をつくる場合、もとの単純語の語形を変化させる場合があるが、変化の仕方は決まっている。動詞は学校文法でいわゆる連用形であり、「~ます」の「ます」を除いた部分である。四段動詞ではイ段音 (子音終わり「語幹」 + -i)、一段動詞(二段動詞)ではイ段もしくはエ段音 (母音終わり「語幹」 + ゼロ形態素) で終わる。形容詞はその語幹であり、「い」や「く」を除いた部分である。名詞の場合はそのまま使われる。 単純語としても用いられうる語根は自由形態素にあたり、合成語の一部としてのみ用いられる語根は拘束形態素に属する。動詞や形容詞のいわゆる「語幹」 (語根) は拘束形態素である。また、複合語の前項でのみ用いられる名詞語根 (「雨(あま)-」「木(こ)-」等) や、後項でのみ用いられる語根すなわち連濁形も拘束形態素である。
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