製氷工程
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/01/29 06:15 UTC 版)
不純物を取り除いた原料水をアイス缶に注水する。水を満たしたアイス缶を-10℃に保ったブラインという塩化カルシウムのプールの中に漬ける。アイス缶に、圧縮空気をエアパイプで送り、攪拌することで水中に残留した空気など不純物が空中に放出される。-10℃の温度でアイス缶のふたを除く5面の壁面から純水分子だけが中心に向かいゆっくりと凍っていく。24~30時間程度経過後、中央部に凍らずに残っている水を吸い取り、新たに水を注入する。この工程を数回繰り返し、中心部まで凍ってきたら、エアパイプを抜き取る。残留物などを含まず、濃密で固い、溶けにくい透明な氷が出来上がる。
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