補給品格納・荷役
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/25 13:39 UTC 版)
「ましゅう型補給艦」の記事における「補給品格納・荷役」の解説
液体補給品 液体補給品のタンクは、弾薬庫の防御構造の一部として組み込まれており、弾薬庫の下部に貨油タンク、両サイドは補給用真水タンク、前後は補給用の燃料タンクが配置されている。搭載量は、主燃料と航空燃料はとわだ型比で約1.5倍になっており、貨油は10,000トン近くに達するとみられている。 固形補給品(ドライカーゴ) 第2甲板の両舷にドライカーゴの移送用の補給通路が設置されており、これは艦首から艦尾までほぼ全通している。補給通路上にはレール上を移動するバッテリー式フォークリフト(サイド・フォーク)が設置されており、補給物資を速やかに移送することができる。艦の中央両舷(補給通路上)、および後部左舷(医療区画後部)に昇降機が設置されており、これによって第1甲板と第2甲板の間で物資を移送できる。 弾薬については、第2〜4甲板において各2ヶ所ずつ、計6ヶ所の格納所が設置されている。格納所は前後の計2区画にまとめられており、各区画の格納所同士は昇降機によって連接されている。格納所内では、専用のフォークヘッドトロリーによって物資の移動が行なわれる。 また、食糧についても同様で、艦の中央部に設置された冷凍・冷蔵庫内で昇降機およびコンベアで移送されたのち、第2甲板で補給通路上のサイド・フォークに引き渡される。 #外部リンクの「おうみ」による固形物資移送映像では、冷凍庫~補給通路サイドフォーク~エレベータ~第1甲板~移送~回収の流れが確認できる。
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