裁判と再審請求
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/22 06:31 UTC 版)
裁判で佐藤は、自分は殺人事件にいかなる関与もしていない、無実であると主張した。裁判は下記のとおりの経過・結果になった。 1954年10月25日、東京地裁は佐藤に死刑判決、A被告人に懲役10年の判決。Aは控訴せず確定して服役、佐藤は無実を主張して控訴。 1957年6月20日、東京高裁は控訴を棄却。佐藤は無実を主張して上告。 1958年8月5日、最高裁は上告を棄却、佐藤の死刑が確定。 1960年2月12日、佐藤は第1次再審請求を東京地裁に提出。再審請求が棄却されるたびに第8次再審請求まで再審請求を繰り返した。 1984年1月4日、佐藤は第8次再審請求を東京地裁に提出。 1988年4月30日、東京地裁は佐藤の第8次再審請求を棄却。 1989年10月27日、佐藤は37年間身柄を拘束されたまま病死した(享年81)。
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