被り物作品とパフォーマンス
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/12/16 04:43 UTC 版)
「宮間英次郎」の記事における「被り物作品とパフォーマンス」の解説
宮間英次郎の作品は、まず何といってもその巨大な被り物に特徴がある。当初、カップラーメンの空き容器やトイレットペーパーの芯に造花を着けた程度であったものが、やがて電灯の笠や工事現場などにある三角コーンなどを利用した、高いものになると1メートルほどにもなる大きな被り物を制作するようになった。電灯の笠や三角コーンは、造花や大小の人形、かざぐるまなどで飾り立てる。またフラスコのような容器に赤い金魚を入れ、それも被り物にくくりつける。 宮間の作品は被り物にとどまらない、衣装も派手な目立つものを纏い、胸には大きな胸パッドを入れ、胸を盛り上げる。そして被り物や衣服には多くの場合、平和や友愛、地球環境保護、そして時事問題などについて訴えた宮間のメッセージが掲げられる。パフォーマンスで使用するこれらの材料は、全て拾い物やもらい物、フリーマーケットなどで安い値段で購入したもので構成されている。宮間の住む簡易宿泊所の部屋は、大きな被り物作品や衣装などで占拠されており、宮間はそれらの間で寝ている状況である。 週末になると、宮間は自らの住む簡易宿泊所の屋上でこのような被り物をかぶり、扮装を済ませた後、横浜の繁華街である伊勢佐木町や中華街、元町などを自転車で走り廻る。時には原宿や渋谷方面に出没したり、そして桜の季節は上野公園などの桜の名所に足を運ぶ。 宮間は街を練り歩いている最中、時々子どもたちに風船で動物を作って手渡す以外、街の人々に話しかけたり自説を訴えかけるようなことはしない。また宮間はカラオケを愛好しており、多くの平日は横浜市内にある老人施設に併設されているカラオケをハシゴしている。
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