行政による活用の例
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/15 05:25 UTC 版)
日本下水道事業団の実施した汚泥分析調査によって諏訪湖流域下水道豊田終末処理場で下水汚泥に金が含まれていることが判明し、長野県はこれを精製して2008年だけで4000万円もの売却益を出している(収益は維持管理費に充当。同施設の廃棄物に多量の金が含まれていた理由として、周辺の貴金属を多く含む地層から金が下水道に溶け出した可能性や、周辺の精密機械工場で基板などに使った金メッキの排水が流れ込んだことなどが考えられる。)。 下水処理場の廃棄物からリンを取り出して活用する取り組みも岐阜市などで行われている。 火葬後に遺族が持ち帰らなかった残骨灰には、歯の治療や人工骨などで使われた金、銀、パラジウムなどが含まれており、自治体では売却益を火葬場の改修費に充てるなどしている。
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