けいこうガラス‐せんりょうけい〔ケイクワウ‐センリヤウケイ〕【蛍光ガラス線量計】
蛍光ガラス線量計
ある種のガラスに放射線を照射したのち、紫外線を当てると発光する現象をラジオフォトルミネッセンスといい、この性質を利用した線量計を蛍光ガラス線量計(通称ガラス線量計)という。ガラス線量計は、銀活性化リン酸塩ガラス中での銀イオンの化学的変化を利用しているもので、フェーディングと呼ばれる線量情報の消失が年1%未満ときわめて少ない。また、測定しても線量情報は消滅せず、何度も繰り返し読み取ることができるため、測定の統計精度を上げ、安定した測定値を得ることができる。 ガラス線量計は、個人線量計としてだけでなく、測定値の安定性を利用して、環境放射線測定やあるいは基準照射線量値の相互比較確認試験などにも利用されている。
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