虚計とは? わかりやすく解説

虚計

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/13 18:29 UTC 版)

劉裕」の記事における「虚計」の解説

劉裕その戦いにおいて「兵の虚実を操る」場面が多い。 五斗米道軍との戦いで城壁の上怪我人病人配しいかにも疲弊しているように見せかけ油断した敵が城内入り込んだところで一網打尽にする策略取っている。 敵が多く自軍少な戦いにおいては、あえて自軍割いて伏兵多く箇所に、ただし一箇所あたり数名という少なさ配した敵軍襲いかかってきたところで一斉に伏兵に旗を振らせ、鐘を鳴らさせ、自軍勢力誤認引き出し後退させている。このあと追撃失敗し反攻を受けるのだが、先に伏兵配した箇所死体装備外して腰掛けさせ、悠然と構えているよう見せかけた。罠の気配を疑う敵軍対し劉裕反転攻勢転じる果たし五斗米道軍はさらなる罠を恐れ引き上げた。それを確認し劉裕態勢整え直すことができた。 劉裕らが京口城を占拠すると、桓玄臣下らが遅れて到着劉裕城壁の上から「天子はすでに助けられ、その命を受けて我々は立ち上がった逆臣桓玄の首もまもなく到着しよう貴様らは今さら何をしに来たのか?」と恫喝無論このタイミングではどちらも空言であったが、桓玄臣下らはその言葉鵜呑みとし退散した劉毅討伐の後、建康戻ってようとする劉裕を、諸葛長民亡きものにしようと企んでいた。劉裕はその企み事前に察しており、帰還日程偽って諸葛長民計画コントロールし、自らはその裏をかいて早めに建康帰還諸葛長民背後より召喚命令下した。自らの企み露見していたことを悟った諸葛長民は、劉裕胸のうち打ち明けたあと、そばに潜んでいた丁旿によって撲殺された。

※この「虚計」の解説は、「劉裕」の解説の一部です。
「虚計」を含む「劉裕」の記事については、「劉裕」の概要を参照ください。

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