藤原国友(ふじわらのくにとも)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/05/28 08:18 UTC 版)
「桜嵐恋絵巻」の記事における「藤原国友(ふじわらのくにとも)」の解説
詞子や艶子たちの父親。二条中納言。かなりの女好きで身分が低い女まで多くの女に手を出したため、詞子の祖父である前の中務卿宮に詞子の母の潔姫を嫁に出すのではなかったと言われ、しぶしぶ女たちの手を切ったが、その結果、娘の詞子に韓藍の女に呪いの言葉をかけられた。潔姫と前の中務卿宮が亡くなった後に、前の中務卿宮のもう一人の娘と結婚した。則勝と仲がいいと思われているが、実際は自分より上の立場にいることを妬んでいる。性格は詞子と正反対で全てにおいて自分中心。詞子の呪いをはじめとしたほとんどの災難が自業自得だが、その全てを詞子や他人のせいと思っている(韓藍の女の件でさえ自分のせいだとは思っていない)。自分に対する認識は雅遠と正反対で、自分のことを知恵者だと思い込んでいる。斎王をめぐる一件で出世を目論むが雅遠に企みを看破され、帝を侮ったとして完全に失脚した。
※この「藤原国友(ふじわらのくにとも)」の解説は、「桜嵐恋絵巻」の解説の一部です。
「藤原国友(ふじわらのくにとも)」を含む「桜嵐恋絵巻」の記事については、「桜嵐恋絵巻」の概要を参照ください。
- 藤原国友のページへのリンク