藍方石とは? わかりやすく解説

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藍方石(Hauyne)

藍方石 藍方石
Mendig,Eifel,Mayen-Koblenz,Germany
(Na,Ca)4-8Al6Si6(O,S)24(SO4,Cl)1-2 標本の幅約2cm

とても美し青色鉱物で、カットする綺麗な宝石なります

藍方石(Hauyne)

藍方石
Sacrofano,Rome,Italy
(Na,Ca)4-8Al6Si6(O,S)24(SO4,Cl)1-2 画像の幅約1.5cm

薄緑色の母岩に付く無色透明結晶が藍方石です。
この標本美し青色をしていませんが、結晶の形がよく観察
できる良標本です。
母岩から強い硫黄臭がする標本で、この産地様子想像する
ことができます

藍方石(Hauyne)

藍方石
Niedermendig,Mayen,Eifel,Germany
(Na,Ca)4-8Al6Si6(O,S)24(SO4,Cl)1-2 画像の幅約4.5mm

淡青色結晶が藍方石です。
この標本は藍方石としては色が薄いですが、美し結晶形を
観察することができます

藍方石

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/03/24 08:32 UTC 版)

藍方石 haüyne
分類 ケイ酸塩鉱物
化学式 Na3Ca(Al3Si3O12)(SO4)
結晶系 等軸晶系
へき開 Distinct/Good, Distinct on {110}
断口 Irregular/Uneven, Conchoidal
モース硬度 5 - 6
光沢 ガラス光沢、油脂光沢
青色灰色白色
比重 2.4 - 2.5
プロジェクト:鉱物Portal:地球科学
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藍方石(らんぽうせき、藍宝石、haüyne、hauynite、アウイン[1]アウイナイト)は、ケイ酸塩硫酸塩塩化物からなるケイ酸塩鉱物。特徴的な色の宝石で稀少石。化学式 は Na3Ca(Al3Si3O12)(SO4)[2]ラピスラズリの主成分である。

方ソーダ石グループ準長石で、等軸晶系[3]、透明、ガラス質、 典型的な双晶 (Crystal twinning) で、様々な色合い(青、白、灰、黄、 緑、ピンク)を見せる。モース硬度は5.5から6、比重は2.4から2.5[3]

藍方石は、1807年に ヴェスヴィオ山のソンマ山 (Mount Somma) において最初に記述された。名前はフランス結晶学者ルネ=ジュスト・アユイに因む[3]。様々な地域の不完全な火成岩に現れる。

宝石

高品質の藍方石の単体鉱物の産地は、ドイツの一部地域のみに限定されており、産出量が少ないことから大規模な採掘はされていない。大半が0.1CT程度であり、1CT程の藍方石であっても大型である。

輝きがあり鮮やかな瑠璃色を呈色する宝石は数が少ない上、美しい透明感があることから、屈指の稀少性と相まって、高い人気を誇っている。

脚注

  1. ^ 文部省 編『学術用語集 地学編日本学術振興会、1984年。ISBN 4-8181-8401-2http://sciterm.nii.ac.jp/cgi-bin/reference.cgi 
  2. ^ Haüyne”. www.mindat.org. 2025年3月24日閲覧。
  3. ^ a b c 児玉秀臣 著、化学大辞典編集委員会 編『化学大辞典』 1巻(縮刷版第26版)、共立、1981年10月、12頁。 

関連項目

参考文献

外部リンク


藍方石(haüyne、アウイン)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2013/08/09 12:52 UTC 版)

準長石」の記事における「藍方石(haüyneアウイン)」の解説

(Na,Ca)4-8Al6Si6O24(SO4,S)1-2等軸晶系

※この「藍方石(haüyne、アウイン)」の解説は、「準長石」の解説の一部です。
「藍方石(haüyne、アウイン)」を含む「準長石」の記事については、「準長石」の概要を参照ください。

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