パラシベリア石(Parasibirskite)

岡山県川上郡備中町布賀
Ca2B2O5.H2O 画像の幅約1.3cm
画像中の白い部分がパラシベリア石で、左上の少し透明感がある部分が
オルシャンスキー石です。
オルシャンスキー石と共産する事が多いですが、画像での質感の違いを
参考にすると見分け易いです。
また、「強い光に透かしたときに光を透過しない」のも鑑定のポイントとなり
ます。
岡山県川上郡備中町布賀で発見された鉱物で、シベリア石と同質二像
関係にある鉱物です。
パラシベリア石
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/01/15 07:05 UTC 版)
パラシベリア石(パラシベリアせき、 Parasibirskite)は、1998年に発表された日本産新鉱物で、岡山大学の鉱物学者草地功などにより、岡山県高梁市の布賀石灰石鉱山から発見された[1]。 化学組成はCa2B2O5・H2Oで、単斜晶系。共産しやすいシベリア石 (Sibirskite, Ca2(HB2O5)(OH))(単斜晶系)と同じ化学組成をもち、同じく単斜晶系ではあるが、結晶構造の異なる同質異像である。
白色・真珠光沢を持ち、モース硬度3、比重2.50。外見上はシベリア石と区別できないため、区別にはX線結晶構造解析が必要となる。
脚注
- ^ Kusachi, I. et al. (1998): Parasibirskite, a new mineral from Fuka, Okayama Prefecture, Japan. Mineral. Mag., 62, 521-525.
関連項目
外部リンク
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