蔵造りへの再評価、観光都市として
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/11 20:18 UTC 版)
「川越市の歴史」の記事における「蔵造りへの再評価、観光都市として」の解説
1971年に大沢家住宅が重要文化財に指定されると、川越市内でも文化財保護への機運が高まり、1981年には蔵造り商家17軒が市指定文化財に指定される。1983年にはNPO法人の「川越蔵の会」が発足し、蔵造りの保存だけではなく、まちづくり活動への支援も目的とし、活動を行った。1989年には川越市都市景観条例が施行され、1992年には電線地中化が完成、また歴史的地区環境整備街路事業(歴みち)によって、一番街周辺の細い街路の石畳化が進められた。一方で、川越市が一番街を伝建地区へと指定しようとしたことに対して自治体側が強く反発。このことについて自治会長の発案により、旧城下町地区の12自治会で議論を行う場として「十ヶ町会」が発足した。その後、1997年に十ヶ町会側から改めて川越市に要望書を提出し、1998年に伝統的建造物群保存地区保存条例を施行、1999年には国の重要伝統的建造物群保存地区として選定された。
※この「蔵造りへの再評価、観光都市として」の解説は、「川越市の歴史」の解説の一部です。
「蔵造りへの再評価、観光都市として」を含む「川越市の歴史」の記事については、「川越市の歴史」の概要を参照ください。
- 蔵造りへの再評価、観光都市としてのページへのリンク